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悪ノシリーズ、勿論大好きなんですが・・・実をいうと少し複雑でもあります。

悪ノは、カイミク要素の入った作品であり
リンのイメージを悪いほうに受け取らせる要素のある作品です･･･

CPに関しては青い人の片思い・・・とも取れるし（実際本家でもそのようだし）
ミクが出た当初は勿論レンリンはいなかったわけで
対と成る男性ボーカルとしては兄さんしかいなかったわけで･･･
必然的に、カイミクが多いのは納得は出来るんですが･･･
そこは個人の趣向のわけですし

後者に関しては・・・リン＝悪い子のイメージをつけてしまったんじゃないかと･･･
有名になって、悪ノからボカロを知った人にとって
リンの最初のイメージは悪ノ娘ということになります。

実際、友人の知り合いは、悪ノでリンを知って以来「わかっててもダメ」と
リンが苦手になってしまっているようでして･･･
ボカロ好き、鏡音好きとしては残念で･･･

世の中には俳優・声優・作者のイメージを決定付ける作品、探せばいくらでもあるんでしょうけど
好意的に見てる人からしてみれば仕方ないとはいえ、寂しいですよね


大好きですけど、ある意味では複雑です。

人間の心の模様を、多くを語らずにここまで多くの派生作品を生み出したのは
きっとボカロの中でも悪ノが1番、ですよね。
リンが悪いイメージをもたれるのは残念ですけど

あの配役が逆でも、配役が少しでも違っても
舞台化や小説、漫画になることはなかったでしょうから･･･
そんな作品を動画で投稿してくれた原作者様には、本当に感謝です

とりあえず、感想としてあげるなら「傲慢ってこういうことか」みたいな
中世にしろ現代にしろ、「上に立つべきもの」の厳しさがわかるというか…

・・・なにを言いたいんだ自分。


まとまらないので、本家にでてきたキャラについての感想でも

注：自己解釈入りまくりの感想です！！皆様それぞれの解釈とは違うところもあると思いますが
　　その点はご理解いただけるようお願いいたします　　


・リリアンヌ王女
　一言で言うならまさに「悪ノ娘」、というか「悪ノ小娘」になるのかな…
　彼女なりの努力が空回りしてしまった一人ぼっちの女の子。
　きっと、上に立つものとしての気構えも何も学ばずないまま
　立派だった前女王の「光」の部分ばかりを見て育った子
　市井のことを何も学ばないまま、「女王」として担ぎあげられた悲劇の王女。
　本来なら、やっと少しずつ政治に顔を出すことを許されるぐらいのものだったろうに…
　そんな自分の知識のなさと、愚かさ具合をしりながら、必死に前女王の影を追い求め
　求めるあまり周りの大人たちや市民を見る余裕を失くしてしまったそんな子。
　必死で彼女なりに女王らしくふるまおうとした「気高さ」はまさに王室の子。
　もし、前女王が生きていたら、周りの大人たちに助言を求める余裕があれば
　「愛される気高き王女」として賢帝といわれる存在になれた…かもしれない。

・アレン
　「悪ノ・・・」と呼ぶならきっと彼こそが相応しいんじゃないだろうか。
　気が狂ったようになりながらも、片割れを守りきったその度胸は色々と凄まじい。
　一人ぼっちといった王女の傍に最後までいた唯一の家臣。
　彼女の寂しさと虚しさを感じ取った、王女にとって最大の理解者となった召使。
　もし、彼が王位を継いでいたなら…とは考えなかったな…
　彼にはきっと「片割れ」がいたからあそこまで強くあれたんだろう
　「気高い片割れ」を支えに彼女のために、というか自分の意思で剣を取った…
　感情に流されていないようで、流されているとも思う。
　周りの人々…アレンでいうなら「レオンハルト」「ミカエラ」
　自分の意思で殺したのなら、私怨で国を焼き払った王女と何も違わない
　その点を理解していた・・・というところを含めて
　彼こそまさに・・・「悪ノ召使」だと思う。

・ミカエラ
　本家で名の上がっているメンバーの中で唯一「悪ノ」称号が似合わない人。
　真っ直ぐでで素直な「愛されるために生まれた子」といった感じ
　世間的なミクのイメージを踏襲した正統派。
　私としては「腹黒いミク」が好きなので少々物足りない気もする（オイ
　完全に「王家の私欲の争い」に巻き込まれたまさに被害者。
　レオンハルトは覚悟もあっただろうから被害者とは呼べない気もする…
　・・・「悪ノ」称号がつかない時点で異質なキャラとも言えるかも・・・
　きっとミカエラには黒は本当に似合わないなぁ・・・


・カイル
　まさに王家の人間、という感じだった王女とは対照的に王様らしくない人、とも思ったけど
　復讐というの名の私欲で、兵士を革命に参加させるというところはやっぱり王家の人間。
　王女の心の支えといえる存在でもあり、彼女の事をよく知る１人。
　彼女にとっては対等に話せる唯一の存在だったんだろう、彼に恋をしたのはそういう理由も大きいはず。
　王女の性格をわかっていながら、恋路に走り。１国を滅ぼすきっかけを作ってしまった張本人。
　まさかこんなことになるとは思っていなあった、だろうけど・・・この人に罪がないとはいえない。
　その後、兵士を伴って復讐に走る、恋路で１国を滅ぼした、という時点では王女となんの変わりもない
　違いは、傍に政治に優れた存在がいたかいないか、周りに気を配る余裕があったかないか・・・だと思う。
　彼を表現するなら「悪ノ王子」、じゃないな・・・「悪ノ復讐者」？・・・なんだろう（オイ


・ジェルメイヌ
　お酒大好きの真っ直ぐ娘、そして上に立つべき器をもった人。
　そうじゃないと反乱軍の上に立てるはずもない…けど、きっと最上位の位には向かないかな。
　真っ直ぐなところは養父譲りで、感情的になりやすい人ナンバーワン。
　その真っ直ぐで血気盛ん、感情的になれなければ反乱なんてできなかっただろう。
　自分の感情に素直に動く、という時点で王にはなれないだろうし、彼女は王室は似合わない。
　カイル王とは似た者同士なんだろう、王家としての教育を受けていないか受けているか
　それと気質の違いや性別の違いはあるけど本質的なものはそっくりだと思う。
　彼女にこそ、アレンの言っていたように「悪ノ娘」といえると思う。
　復讐に駆られて周りを巻き込み、罪のない人を死に追いやったという時点では王女と変わらない
　王女やカイル王との違いは自分の手を使うか使わないか
　その違いで、やっぱり彼女は王家は似合わないと思う。
　　
　　　
　
 

　　・・・・・・・ながっ！！！！