ボーカロイド創作サイト
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こんにちは灯澄です。
飽き性でめんどくさがりのはずの自分ですがここは何だかんだと更新してますね･･･
････すごいや、ボカロ。
ここまで嵌ったジャンルはないんじゃないでしょうか。
今まで妄想はしてたんですけどサイト作るまでいったのはボカロが初めてです。
今回の更新はカイリン馴れ初め編の続きとなります。
次回で多分･･･終わると思い、ます。
･･･プロットとか書かないんだけど書かないとまずいよね←オイ
＋＋＋
飽き性でめんどくさがりのはずの自分ですがここは何だかんだと更新してますね･･･
････すごいや、ボカロ。
ここまで嵌ったジャンルはないんじゃないでしょうか。
今まで妄想はしてたんですけどサイト作るまでいったのはボカロが初めてです。
今回の更新はカイリン馴れ初め編の続きとなります。
次回で多分･･･終わると思い、ます。
･･･プロットとか書かないんだけど書かないとまずいよね←オイ
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はじめての歌 Part C
「あの、マスター」
帰ってくるなり部屋に閉じこもっていた青い同居人が
開かずの扉を開いたのは案外早かった。
「････頭グチャグチャだぞ」
ついでに言うなら目も赤い、青い眼がどうしたらこうなるんだか。
「･･･････」
無言で髪を直しているカイトの顔はとにかく真剣だ。
殆ど人と同じように出来ているとはいえど、ロイドに効くかはわからないけど
とりあえず、見ていて痛々しいからタオルを濡らして渡してやる。
何も言わずに受け取って目に当てながら
カイトはソファーに座っている俺の前に座り込んだ。
「･･･で、どうした？」
なぜか家のカイトは、真面目は話になると決まって床に座り込む。
今は夏だからいいけど、冬は見ていて寒々しい。
悪いが家に床暖房は入ってない。
「･･･マスター」
「････おれ、壊れたみたいです」
「は？」
壊れた？
「思考回路がショートしてるんです、きっと」
何かの歌になかったか？そんな歌詞
「････はい？」
「だから、俺きっと壊れたんです」
マスター、申し訳ないんですけど研究所連絡してください。
俺から言うわけにはいかないんで･･･
そりゃぁ、自分から壊れたなんていうロイドいないよな。
ボカロは感情があるから違うのかもしれないけど
今目の前のこのバカみたいに
「･･･みたいってなんだみたいって」
お前、自分のことなんだからどこがどうおかしいのか解るだろ。
研究所からはそう聞いている、定期的に検査をする必要はあるけど
基本的なメンテナンスはロイド自ら行えるはずだ。
どこかが壊れたならそう言えるはず。
プログラム面の問題は自分ではどーにもできなくても
どこかがおかしいなら解るはずだ。
「･･･思考プログラムに問題が生じました」
俺、最低です。
あぁ、せっかく冷やしているのにまた泣いているらしい。
少し声や体が震えている････
最初はともかく、最近は滅多に泣きなんかしなかったのに
「･･･カイト」
正直言うなら、大の男が泣いているのなんて見たくもないが。
泣き方が幼いと、どうやらあまり抵抗がないらしい。
色々と経験して精神も段々と外見に近づいてきて
最近じゃ追い越されたような気さえしたのに
泣くときはまだこれなのか･･･
まぁ、こうやって泣いてくれたほうが
対処法がわかりやすくて有難いは有難いんだけど･･･
「カイト」
２回目の呼びかけで、カイトはようやく顔を上げる。
タオルも目から外してこっちを見た。
あぁ、やっぱり目まだ赤いな。
「とりあえず話してみろよ」
多分、昔と一緒だよ。
今まで経験したことないもんだから混乱してるだけだって。
「な？」
お前は成長するんだ、どんどん刺激を受けて
お前の中の辞書や判断基準に沿わない反応だってどんどん増えていく。
すっかり俺もコイツも成長しきったように思っていたけれど
どうやらまたコイツの新たな成長期がやってきたらしい。
来たばかりの頃は毎日のように、寝る前に色んなことを語り合っていたっけか
すっかりご無沙汰になっていたけど、久しぶり語り合うのもいいかもしれない。
暖かいものでもいれてやるか。
まだぐすぐす言っているカイトの頭を撫でてやって
俺は少し、うきうきしながらキッチンへと向かうのだった。
＋＋＋
あとがきもどき
タイトルはカイト兄さん暴走中･･･でもよかったかもしれない。
きっとこの後マスターが呆れながらも根気よく話聞いてくれると思います。
オリキャラ達（っていっても２人しかでてないけど）の中では
１番小さいのに１番しっかりしてるのがカイトマスター。
んで１番小さいのに１番大人びているのがリン。
我が家でのカイトのお相手の共通点かも知れない
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