リハビリということで、お気に入りのボカロ曲をテーマにSSでも書いて見ようかと思いまして


完全な思いつきで書きなぐったものですのでわけわからんかもしれません。

このSS内、もしくは管理人の中での独自解釈に基づくものですので
皆様の解釈とは違うものがあるかもしれないのでそこはご容赦くださいませ


続きからどうぞ

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IF -黒-

―ダァアアァアアアンッツ

 

響く、銃声。

倒れこむ、緑の女。

 

女の清冽な美しさを際立たせる、黒い衣装が
血を吸ってますます黒くなる。

 

確かに美しい少女だろう。

それはわかる

 

わかる

 

けどそれだけ

 

自分にとって、お前以外はすべてそれだけのもの。

 

 

 

 

『カイト、これどうするんだ？』

まだ幼くて、小さな体は細いばかりでよく動く。
ようやく生え揃ったばかりの羽を動かして
お前は天空（故郷）の空を飛んでいた。

 

『っだぁああ！！！いいから聞けって！！！』

構わないと癇癪を起こして飛んでいってしまう。
こちらはお前と違って忙しい、ずっと構えるはずもない。
それをわかっていても我慢できないのが君だった。

 

そんな、お前が、君が

いつのまにか、抑えることを覚えた。

 

 

いったいいつのまに？

どうして？

なんで？

 

どうしてそんな苦しい顔をする。

ずっと無邪気に笑っていてくれると思ったのに

 

いつからそんなに、そんな････

 

 

悲しい顔を、しないで。

 

 

 

久しぶりに見た君は、白とは程遠い黒の衣装。
変わってしまっても君だとわかる
あの悲しい表情を浮かべたままで

そこに倒れこんだ女を抱きしめた。

 

 

そうか

涙はそのままだな

 

溢れる感情を押し込めて、はちきれそうな感情を含んだ涙が
頬をゆっくりと伝っていく。

 

 

 

 

 

できることなら、お前と共に･････

 

 

 

 

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テーマ「秘/蜜/～/黒/の/誓/い/～」より


カイト→リン（レン）ミクのカイト視点


奪われてしまった宝物。


この歌のミクやリンレンには格別の哀愁と色気があると思います（オイ）
とくにリンレン、あの表情は色々とくるものがあります。（･････）


あの中では兄さんって異色の存在だと思ってました
一人だけいろんな感情が混じりこんでない人・・・ってイメージだったんですが
だんだん聞きまくっているうちにこんな感じに

宝物を奪ったものに対する怒りと、どこにも向けようがない愛おしさ
この思いを向けるべき相手は

〝もういない〟