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ひさしぶりの和風パロです・・・


改めまして、ちょっとした冒頭らしきもの
設定やちゃんとした話は後日改めて上げたいと思います
雰囲気だけでも味わっていただければ幸いです



つづきからどうぞ



―――鏡の森
 
 
神聖なる山を背に抱き、この里はある。
 
 
 
「先生!!せんせ~い!!!!」
 
 
栗色の髪を肩で切りそろえた少女が里の裏道を走っていく
その先にある唯一の屋敷の主人は、飛び込んできた少女に首をかしげた。
 
「どうした?メイコ」
「どうしたじゃないわよ!!またカイトがいないの!!!」
 
眉を吊り上げて、少女は主人に向かって怒鳴った
少し控えめな茜の紬も、彼女に掛かれば怒りの色だ。
花田の着流しに身を包んだ主人は、頭をかきながらため息を吐く
 
「心配しすぎだメイコ、どうせまた〝雀〟さがしだろう?」
「だから心配なんじゃないの!!!」
 
 
 
 
雀は雀でも〝鬼〟の雀何て冗談じゃないわ!!!
 
「先生の屋敷を通らないと山にはいけないもの!!
先生が気づかないわけないわ!!どうしていつもとめてくれないのよ!!」
 
 
主人は、髪を振り乱して怒る少女を宥め・・・静かに言った。
 
 
 
「止めようがないからだよ」
 
「なっつ!!!!」
 
 
 
 
「人であれ、なんであれ・・・生き物は総じて〝アレ〟に惹かれるものだ」
 
 
主人は、屋敷の背に広がる森を眺めて静かに言った。
 
 
 
 
「心配せずとも、カイトは大丈夫だよ」
 
 
 
 
 
あの子は、決して森に嫌われてはいないのだから。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
+++
 
あとがきもどき
 
改めまして、こんな感じで話は始まる予定です
どんどん話を掘り下げていきたいと思いますので
気長に付き合っていただけたらと思います・・・

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